ソニー生命、フィリピン事業から撤退

2012/12/06

地場のパラマウントへ全事業を譲渡
株式を香港UISCへ10億ペソで売却
 

ソニー生命保険が、フィリピン事業から撤退する。


 ソニー生命は12月6日に、「100%子会社である ソニーライフ・フィリピン(SLP、本社:マニラ首都圏)の事業のすべてを、フィリピンで保険事業を営むパラマウン トライフ & ジェネラル インシュアランス社(パラマウント社)へ譲渡する」と発表した。

 ソニーライフ・フィリピン(SLP)は事業譲渡とともに、発行済み株式937万株の全てを、パラマウント社のグループ会社である投資持株会社UISC(ホールディングス)社(UISC社、本社:香港)へ譲渡する。株式譲渡金額は10億ペソ(約20億円)。譲渡にかかる費用等は1億2,600万ペソ(贈与税、コンサルタント料金など含む)。

 SLPの現行資本金は9億3,700万ペソ、保有保険契約数は2,548件(2012年9月30日現在)、2011年12月期の経常収益は2億1,553万ペソ、経常利益は1,501万ペソ、純利益は868万ペソであった。また、2011年末の純資産は14億3,964万ペソ、1株当たり純資産は約154ペソとなっている。

 SLPは、1999年11月にフィリピンで営業を開始し、ソニー生命が日本で行っているライフプランナー制度にもとづいて、マニラを中心に中高所得者や新興富裕層をメインターゲットに営業活動を行ってきた。

 現在、営業開始から13年を経過し、合理的な生命保険と質の高いサービスの提供を行うことについては一定の成果をあげた。一方、生命保険会社の安定的な運営にはさらなる規模の拡大が必要であり、様々な観点から今後の事業計画を検討してきた。
 その結果、フィリピンにおいて長年保険事業を営み、全土にサービス網を有するパラマウント社へ事業を譲渡することが、最善の選択肢であるとの判断に至った。

 パラマウント社への事業譲渡等に伴い、ソニーライフ・フィリピンの顧客の契約は、契約条件の変更等を行う
ことなく、すべてパラマウント社へ引き継がれる。ソニーライフ・フィリピンがフィリピで培ってきたライフプランニングおよびコンサルティングセールス等のサービスも継続される(12年12月6日のソニー生命保険株式会社ニュースリリースより)。