富士ゼロックス、フィリピン進出47周年
2012/11/25
65年にASEANで初の普通紙複写機導入
1962年に創立された富士ゼロックスは、1965年12月13日に、フィリピンでの販売活動を開始した。すなわち、フィリピン進出47周年を迎えつつある。
富士ゼロックスのフィリピン進出により、フィリピンは東南アジアで初の普通紙複写機導入国となった。これ以降、富士ゼロックスは、アジア太平洋地域において合弁または代理店の形でビジネスを拡大してきた。
富士ゼロックス・フィリピンの前身となる合弁企業は1971年8月1日に設立された。そして、1997年12月15日に、富士ゼロックス・アジア・パシフィック社(所在地:シンガポール)の100%子会社となっている。
富士ゼロックス・フィリピンは、フィリピン最大級かつ競争力を有する文書処理ソリューション提供企業である。そして、「高度な利便性」など先進的な機能を有する新商品投入や販売チャネル拡充などにより、販売力を一段と強化しつつある。
また、環境に配慮をした商品の提供や使用済み商品、消耗品の回収率100%を達成するなど、社会貢献や環境保全への取り組みを積極的に展開している。社会貢献活動の代表例としては、2007年に完成した富士ゼロックス・ビレッジが挙げられる。このビレッジは、貧困層向け住宅建設事業に取り組んでいる非政府組織(NGO)であるガワッド・カリンガの活動主旨に賛同、建設資金の提供と、休日の富士ゼロックス・フィリピンの社員自らの建設活動参加によって完成したものである。
富士ゼロックス・フィリピンはビレッジ完成後も、継続してコミュニティー・スペースの拡張を進め、住民の衛生環境の整備やまた住民コミュニティーの醸成としての環境を提供している。
この富士ゼロックス・フィリピンが、11月21日にエドサ・シャングリラにおいて、「ドキュワールド2012」を開催した。このイベントはユーザーや販売店などを対象にした恒例の会議・展示会であり、今年のテーマは「無限のソリューションと可能性」であった。
「ドキュワールド2012」の基調講演は、マンスミス&フィルダーズ社ゴー会長の「ビジネスモデル・イノベーション」と、マニラ電力(メラルコの)クアン最高情報責任者(CIO)の「技術活用による事業の効率性」であった。このほか、6人の専門家による各種ソリュ―ション・セミナーも行われた。
さらに、ソリューションズ・ゾーンにおいては、ビジネス用大型機から小型機まで富士ゼロックスの様々なカラー印刷機や複合機、オフィス向けソリューション、それらに関する技術、リサイクル・システム、業界最先端のグリーンオフィス・ソリューションなどが紹介された。このようなイベントに多くの参加者が来場、活況を呈した。