アジア12カ国・地域中4位に、2年前は10位
東南アジアではシンガポールに次ぐ2位に

 香港のシンクタンク、ポリティカル・アンド・エコノミック・リスク・コンサルタンシー（PERC）が、2012年アジア太平洋12カ国・地域の政治的安定度（政治的リスクの低さ）ランキングを発表した。

　今回のアジア太平洋の政治的安定度ランキングにおいて、フィリピンは4位にランキングされた。東南アジアのランキングにおいては、シンガポールに次ぐ第2位という評価を得た。アキノ政権が発足した2010年のフィリピンの順位は、アジア太平洋12カ国・地域で10位、東南アジアで5位であり、2年間で急改善したことになる。

　PERCはアキノ政権下での財政規律改善や、最近のMILFとの和平枠組み合意に至る努力を高く評価したようである（12年11月15日のフィリピン政府官報より）。