新型三菱ミラージュ、フィリピンに到着

2012/10/21

販売価格49.8万~63.8万ペソに
 

 三菱自動車の新型グローバル・コンパクトカー『ミラージュ』のフィリピン向け出荷第1陣がタイから到着した。


 三菱モーター・フィリピンズ(MMPC)は、新型『ミラージュ』を11月から正式発売するが、それに先立ち、10月19日から主要販売店の店頭での展示を開始した。

 新型『ミラージュ』は、コンパクトカーに求められる普遍的価値である「低燃費」、「低価格」、「コンパクト(扱いやすさ)」をキーワードとし、「先進国における環境対応車」と「新興国におけるエントリーカー」というニーズを両立させた5人乗りのグローバル・コンパクトカーである。そして、世界各地でガソリンエンジン車としてクラストップの燃費性能を提供していく。

 三菱自動車は、新型『ミラージュ』の生産拠点であるタイに続き、アセアン諸国や日本に投入した後、来春には欧州、豪州などへと順次展開する予定である。今年3月末から販売しているタイでは、同国のエコカー要件を上回る燃費No.1のエコカーとして顧客から高い評価を得て、発売後4カ月間で3万3,000台を超える注文を獲得した。日本では、ガソリンエンジン登録車トップの1リットル当たり27.2kmを実現した新型『ミラージュ』(1.0L、CVT)の受注台数が、8月31日の発売開始から1ヶ月間で1万0,603台に達した。

 フィリピンで発売する新型『ミラージュ』は、全車に新開発1.2Lリットル3気筒MIVECエンジンを搭載している。800キログラムという軽量ボディやエコ機能との相乗効果で、フィリピンでもガソリンエンジン登録車トップクラスの燃費効率性を提供する。
 軽量化の一方、成人5人が搭乗できるうえ235リットルという広い荷物スペースを備えている。そして、デュアルSRSエアバッグやマルチ・インフォメーション・ディスプレイが標準装備されている。ボディカラーは彩り豊かな8色の構成である。

 MMPCは、「第4回フィリピン国際モーターショー(PIMS)」開幕日の8月16日から10月31日まで新型『ミラージュ』の事前予約販売を実施中である。予約販売預かり金は1万ペソ(返金可能)で、予約販売での購入者には4万ペソの特典(2万5,000ペソの値引きと1万5,000ペソ相当の純生アクセサリー類)が与えられる。

 なお、新型『ミラージュ』の参考小売価格は、GLXマニュアル車が49万8,000ペソ、GLXオートマティック車が54万8,000ペソ、高級グレードGLSのマニュアル車が58万8,000ペソ、GLSオートマティック車が63万8,000ペソである(三菱モーター・フィリピンズのウエブサイトなどより)