ユニクロ、ユニセフと提携しフィリピン等の子供支援
2012/10/18
トップテニス選手との発案で10億円規模のファンド設立
ユニクロは、柳井正代表取締役会長兼社長と、プロテニスプレイヤーでありユニクロのグローバル・ブランドアンバサダーであるノバク・ジョコビッチ氏と共同発案した、'Clothes for Smiles'(クローズ・フォア・スマイル)プロジェクトを発足させる。
このプロジェクトの使命は、世界中の子どもたちのために10億円規模のファンドを設立し、これから未来をつくる彼らに様々な夢と希望を提供していこう、というものである。
ファンドの原資は、2012年秋冬シーズンに販売する、ユニクロのヒートテックとウルトラライトダウンの売上から拠出される。主なファンドの活動は2つあり、それぞれ5億円規模となる。一つは、世界中の人々からファンドの活用アイデアをインターネット上で募集し、実行していく活動。もう一つは、ファーストリテイリングがユニセフ(国際連合児童基金)とグローバルアライアンスを結び、子どもたちの教育環境の改善に関するプログラムを支援していく活動である。まずは、フィリピン、バングラデシュ、中国、セルビアで活動を開始し、その後支援国を拡大していく。
<発足の背景>
今年年5月23日パリで発表した、ユニクロとノバク・ジョコビッチ氏のグローバル・ブランドアンバサダー契約以来「世界中のあらゆる人の生活や社会をより良い方向に変えていきたい」という両者の思いを実現するために、私たちに何ができるのか協議を重ねてきた。その結果、これから未来をつくる世界中の子どもたちに様々な夢と希望を提供していく'Clothes for Smiles'を立ち上げることで合意した。
<参加方法>
'Clothes for Smiles'は誰でも参加できるプロジェクトである。ウェブサイト(www.uniqlo.com/smiles)で、未来の子どもたちへのアイデアを投稿することで、またはこのファンドの原資となる10億円は、ユニクロの2012年秋冬のヒートテックとウルトラライトダウンの売上から拠出されるので、該当商品を購入することでもこのプロジェクトをサポートする。
<アイデアの投稿と選考方法>
全世界からウェブサイト(www.uniqlo.com/smiles)で、子どもたちの夢を支援するアイデアを募集する。ウェブは9ヶ国語(日、英、中(簡体、繁体)、韓、タイ、仏、露、セルビア)で展開し、投稿は前記9ヶ国語にスペイン、ポルトガル、ドイツ、イタリアを追加した13ヶ国語でできる。展開言語は、先ずは日英が立ち上がり、そのほかの言語は順次立ち上がる予定である。
ウェブに投稿されたアイデアはお互いに閲覧でき、意見交換が出来る。アイデアの第一次募集は、2012年10月16日~12月末まで、その後、審査員ムハマド・ユヌス氏(ノーベル平和賞受賞者)、安藤忠雄氏(建築家)、ノバク・ジョコビッチ氏、柳井正会長による最終選考を通過し、2013年3月頃から実行されることになる(12年10月16日の株式会社ファーストリテイリングのニュースリリースより)。