ジョリビー、観光振興でも活躍
2012/10/16
239店舗が観光案内センターに
観光省との官民連携(PPP)事業
観光省(DOT)とフィリピンのファーストフードチェーン最大手ジョリビー・フーズ(JFC)は10月11日、観光振興における官民連携(PPP)の覚書(MOU)に調印した。
JFCが全国に展開するハンバーガーのジョリビー店756店舗のうち239店舗が観光案内センターとして観光キャンペーンに一役担う。店内に観光省発行の地図や小冊子を置いて観光客に提供する。また、動画、短文投稿サイト、プレスリリース、印刷物など様々なメディアを通じて広告キャンペーンを開始する。そのほか、フィリピンの主要な祭りやイベントにも参画する予定。
さらに、外国人観光客やフィリピン人海外就労者(OFW)への割引提供の可能性も検討している。ジョリビーはウェブサイト「ハッピー・フィリピーノ」を今月中に開設する。
なお、ジョリビーは国民食とまで称され、圧倒的な支持を得ており知名度も非常に高い。マクドナルドがハンバーガー市場でトップになれない唯一の主要国がフィリピンである。ジョリビーのフィリピンのハンバーガー市場でのシェアは50%と見られている。店舗数も、マクドナルド・フィリピンの約300店の2倍以上に達している(12年10月15日のフィリピン観光省発表などより)。