フィリピン、投資先としての関心度一段と高まる

2012/09/21

ジェトロや大分県、フィリピン・ビジネスセミナー開催
 

 フィリピンは近年、製造業のほか、ソフト開発などIT関連の投資先として注目されている。


 手厚い投資優遇措置のほか、英語使用国であるため技術導入・移転等が容易であること、24歳までの若者層が人口の50%を超えることなど、低廉で優秀な労働力が豊富であることが強みである。フィリピンに関するセミナー開催回数も増加、関心度の高まりが反映されている。

 ジェトロはこの9月6日に東京で、「フィリピン投資セミナー」を開催した。そして、日本能率協会GOOD FACTORY賞の工場管理賞に輝いた、東芝情報機器フィリピン社の前社長である矢野 義行氏が、フィリピンでビジネスを行なうメリットや注意点、ビジネスを成功に導くポイント、東芝情報機器フィリピン社の工場運営成功事例等について講演した。

 この東京での「フィリピン投資セミナー」では定員100名のところ、126名参加という盛況ぶりであったとのこと。当日、欠席者が全く居なかったとのことでもある。

 なお、ジェトロ大分、社団法人大分県貿易協会、大分県は9月25日、大分オアシスタワーホテルにて「フィリピン・ビジネスセミナー」を開催する。

 このセミナーのテーマは 「アジアとの共生 ~フィリピンを活用する日本企業の事例を中心に~」である。そして、フィリピンの投資環境等について、ジェトロ・マニラ事務所の伊藤 亮一所長が他のアジア諸国と比較して説明する(ジェトロのイベント情報などより)。