エプソン・フィリピン、世界最小のプリンター発表

2012/09/19

 セイコーエプソン(エプソン)は様々な市場の顧客の要求に対応した商品を提供している。

 


 最近では新興成長市場向けのインクジェットプリンターの開発に特に注力している。新興成長市場のニーズは欧米を中心とした市場のニーズとは異なる点が数多くある。

 エプソンのフィリピンにおける販売・サービス拠点はエプソン・フィリピンズ(EPC)である。EPCはこのほど、世界最小かつランニングコストの安いインクジェット・プリンターを発表した。

 発表されたのはエプソン・エクスプレッションME-10(単機能プリンター)、ME-101(複合機)、ME-301(WiFi対応複合機)である。これらは、エプソン・スタイラスT13、TX121の後継機種であり、それらにくらべ15%小型化されている。そして、卓上型プリンターでは世界最小のサイズとなっている。

 ME-10とME-101で使用されるインクカートリッジの価格は黒が185ペソ、その他のカラーが355ペソと低価格であり、ランニングコストの低減に寄与する。

 なお、EPCは1998年に設立され、現在は77の公認サービスセンター、200以上のディーラー、800以上の取り扱い店を有するに至っている。2008年にはエプソンにおける東南アジア最大級のソリューション・センターを開設している(12年9月19日のエプソン・フィリピンズ発表より)。