ソニーLSIデザイン、比サーテックと提携

2012/09/18

評価ボード事業などで協力覚書締結

  ソニーLSIデザイン(本社:神奈川県横浜市保土ヶ谷区)と、フィリピンのエレクトロニクス企業サーテック・ホールディングス(サーテック)は業務提携で合意した。


 まず、フィリピンにおいて、サーテックがソニーLSIデザインの製品を販売することが合意された。さらに、評価ボード事業に関する協働覚書にも署名された。覚書によると、サーテックが評価ボードの製造、販売を担当、 ソニーLSIデザインが研究開発、設計、コスト削減、販売支援などを担当する。

 なお、ソニーLSIデザインは、ソニー・グループ唯一の半導体設計事業会社として、ソニー製品の競争力の源泉となるLSI開発に貢献してきている。顧客の求めるシステム仕様からLSIアーキテクチャを提案し、LSIインプリ、テスト設計、最終的な量産立ち上げまで一貫した設計サービスを提供している。

 一方、サーテックは昨年11月18日にフィリピン証券取引所(PSE)に新規上場された。悪環境のなか、 2012年上半期(1月カ~6月)の収入は前年同期比5%増の1.930万ドル、純利益は同4%増の180万ドルと堅調な業績推移となっている(12年9月17日のフィリピン証券取引所回覧6699-2012号より)。