比いすゞの8カ月間の販売21%増、総合シェア6.4%で5位

2012/09/14

小型トラックでは69%のシェア、14年連続での首位確実に
 

 今年で生産開始15周年を迎えたいすゞフィリピン(IPC)の販売が堅調に推移している。

 IPCの2012年8カ月間の総販売台数は21%増の7,579台に達し、総合シェア6.4%で第5位となった。車種別では、アジア仕様多目的車(AUV)の「クロスウィンド」3,935台(AUV市場シェア18%)、ピックアップの「D-MAX」1,844台(ピックアップ市場シェア19%)等の販売台数が多かった。

 また、相変わらずトラック、特に小型トラック(商用車カテゴリー3)で強みを見せている。8カ月間の小型トラックの販売台数は1.022台でシェア69%に達している。IPCが現在フィリピンで販売している小型トラックはNシリーズ(エルフの海外仕様車)。

 2011年のNシリーズ販売台数は1,196台で、前年の1,030台から16%増加した。そして、小型トラック市場でのシェアは69.4%に達し、前年の67.1%から一段と上昇、13年連続での首位となった。今年のシェアも断トツであり、14年連続でベストセラー小型トラックとなることは確実である。

 なお、IPCの主要株主は、いすゞ自動車と三菱商事でともに35%出資している。IPCの設立は1995年8月、同年にフィリピンでの工場起工式を執り行い、1997年に正式落成、生産を開始した(12年9月12日のいすゞフィリピン発表などより)。