横浜タイヤの大幅増産、ゴム産業に大きく貢献

2012/09/05

18日からの比ゴム投資市場会議での注目議題に
フィリピン貿易産業省も高く評価

  9月18日~19日に、第1回フィリピン・ゴム投資市場会議(PRIME)が開催される。



 その機会に、横浜ゴムのフィリピンの乗用車用タイヤ生産販売会社である横浜タイヤ・フィリピン(YTPI)クラーク工場の生産能力大幅増強プロジェクトが改めて注目されることになりそうだ。

 YTPIクラーク工場はまず、第1次拡張として現在の年間能力700万本から同1,000万本に引き上げる。既に、現在のタイヤ工場隣接地の借用契約を結び新タイヤ工場の建設を進めており、2013年から第1次拡張の操業を開始し、2014年からフル生産に入る。第1次の投資額は200億円である。
 第2次として2014年までに同1,300万本に引き上げるための投資を実施し、2017年を目処に、同1,700万本体制(現行の2.4倍)まで能力を引き上げることを計画している。総投資額は累計500億円を見込んでいる。

 YTPIのタイヤ工場敷地面積は現在の2.8倍に相当する46万㎡になる。また、従業員数は現在の約2200名から、2017年には5000名へと倍増以上となる見込み。さらに、輸出額は2010年の2億6000万ドルから6億ドル超へと大幅増加する見込み。
 
 この増産計画が実現すると、YPTIのクラーク工場は、横浜ゴムグループにおいて、日本国内工場も含めたなかでの最大生産拠点となる。

 9月5日付けフィリピン各紙電子版によると、貿易産業省のマーリー・クルス次官は、PRIME開催に向けた記者会見において、上記のYTPI増産に関して「クラーク工場増強で、YTPIの生産本数は現在の1日約2万1,000本から5万本へと増加する」と説明し、「この増産計画は、フィリピンのゴム産業の発展に大きく貢献する」と改めて強調したとのことである。