フィリピン航空、エアバス54機(70億ドル)発注
2012/08/28
エアバスは8月28日に、フィリピン航空(PAL)から大規模受注を獲得したと発表した。
その発表によると、PALはエアバスA321ceo34機、A321neo10機、A330-300s10機、合計54機を発注した。発注総額は70億米ドルに達する。これらの機体は2013年から順次納入される。
PALグループはこのところ、労働問題、コスト増、格安航空会社セブ・パシフィックなどの台頭などにより、経営不振を余儀なくされてきた。今年に入り、サンミゲルの資本参加などによる経営立て直しに着手、今後は、輸送能力増強、機体新鋭化による競争力強化を目指す。
PALは5~7年間で100機の新鋭機導入意向であり、今回の54機発注はその一環である。今後は、エアバスとボーイング双方の機種を精査しながら導入機種を決定していく方針である