比パナソニック第1四半期、17%増収で黒字転換

2012/08/17

6千4百万ペソの黒字(前年1千8百万ペソの赤字)

 パナソニック・マニュファクチャリング・フィリピンズ(PMPC、会計期末3月)が、2012年度第1四半期(12年4月~6月)報告書を提出した。


 PMPCの設立は1963年5月14日(旧名フェスティバル・マニュファクチャリング社)。日本のパソニック本社のPMPC保有比率は、2012年6月末時点で79.96%である。

 PMPCの2012年度第1四半期(12年4月~6月)の純売上高は、前年同期比17%増の20億0,233万ペソに達した。前年同期の東日本大震災や福島原発事故にともなう商品供給減という大きなマイナス要因がなくなったこと、販売促進効果などにより二桁増収となった。
 
 損益面では、原材料価格安定化などで原価率が72.6%へと低下した(前年同期は75.4%)。また、販売費は同9.8%増と一桁の伸びにとどまった。この結果、営業損益は5,872万ペソの黒字に転換(前年同期は2,768万ペソの赤字)。税金引当額が同30%増の1,138万ペソへと増加したが、最終損益も6,462万ペソの黒字に転換した(前年同期は1,847万ペソの赤字)。

 2011年は競争激化や景気低迷、東日本大震災や福島原発事故等の影響で業績低迷を余儀なくたが、2012年度は好スタートとなった((パナソニック・マニュファクチャリング・フィリピンズの2012年度第1四半期報告書などより)。