いすゞ支援のTESDA自動車整備士学校、卒業生84名に

2012/07/07

技術向上、貧困緩和、若年層の就業機会拡大等に貢献へ
 

 いすゞ自動車は、2008年11月発足のレイテ島タクロバン市のTESDA(技術教育技能開発庁)自動車整備士養成学校の設立、運営を支援してきている。

 これは、いすゞ自動車の社会貢献活動の一環で、貧困地域在住の有能な若者の中から奨学生を選抜し、フィリピン自動車業界の発展に貢献する自動車整備士を育成することで、フィリピン国内における貧困の解消、特に若年層における失業者の解消に寄与していくことを目的としている。このTESDA自動車整備士養成学校の卒業生には、フィリピンで最高の自動車サービス認定書であるTESDA・NC4が授与される。

 今年5月には、TESDA自動車整備士養成学校の第4期生16名の卒業式が実施された。この式典には、いすゞ自動車本社の井田 義則会長も出席、旅立つ16名(男子13名、女子3名)を祝福するとともに、第8期新入生18名を歓迎した。

 累計卒業生数は、2010年11月の第1期生25名、2011年5月の第2期生29名、2011年11月の第3期生14名、そして、2012年5月の第4期生16名と、合計84名に達した。

 TESDA自動車整備士養成学校の卒業生は、いすゞフィリピン、いすゞオートパーツ・マニュファクチャリング、販売店、取引先企業などへの就職の道が開かれている。それ以外への就職の場合でも、養成学校で培われた技術、チームワーク、マナーなどが十分活用されると期待されている。実際これまでの卒業生もその優れた技能や知識の高さにより、各職場で高い評価を得ている(いすゞフィリピンのウエブサイトなどより)。