フィリピン株ファンド、運用実績22.1%で首位に
2012/07/06
全ファンド(10億円以上)の1年間実績比較
国際株式型カテゴリーでは5カ月連続トップ
キャピタル・アセット・マネジメントが運用
キャピタル アセットマネジメント(東京都中央区、代表者:杉本年史社長)が運用する「フィリピン株ファンド」の2012年6月末時点での過去1年の上昇率(リターン)が22.10%となり、全ファンドのなかでトップ(速報段階)となった(モーニングスター集計・発表、対象は純資産10億円以上のファンド、過去1年実績比較)となった。
ちなみに、第2位は野村アセットマネジメントの「(オーロラF) タイ投資F」の18.47%、第3位はSBIアセットマネジメント「中小型割安成長株ファンド」の17.47%、第4位は大和住銀の「日本小型株ファンド」の16.50%であり、「フィリピン株ファンド」のみが20%超のリターンとなっている。
なお、「フィリピン株ファンド」は、国際株式型カテゴリーにおける運用実績ランキング(過去1年間)では5カ月連続のトップとなっている。
「フィリピン株ファンド」は、純資産総額10億円以上のファンドとしては唯一の「フィリピン市場へ投資するファンドである。フィリピンの取引所に上場している株式、ならびに世界各国・地域の取引所に上場しているフィリピン関連企業の株式を主要投資対象としている。
フィリピンは、若い人口を基盤とする旺盛な内需のほかにも、卓越した英語力を武器に世界に展開するOFW(在外フィリピン人就労者)を強みとするユニークな経済構造を有する。このような強みが発揮されつつあり、景気は堅調に推移、今後成長力を高めると予想されている。
このような良好なファンダメンタルズを背景に、フィリピン株式は6月時点で今年もアジア最高クラスのパフォーマンスを見せており、今後も堅調に推移すると期待されている。キャピタル アセットマネジメントは、特に消費関連、インフラ関連、銀行などのセクターが経済成長の恩恵を受けると見ており、これらの業種を中心に投資していく方針である。
ちなみに、6月末時点での「フィリピン株ファンド」の組み入れ銘柄の業種別構成比率は銀行21.7%、資本財18.7%、不動産17.9%、各種金融11.3%、電気通信サービス7.3%、その他19.1%、現金4.0%となっている。
組入上位銘柄とそれらの構成比率は、SMインベストメンツ8.1%、アヤラ6.9%、メトロバンク6.1%、SMプライム5.7%、BDOユニバンク5.5%、フィユニバーサル・ロビーナ5.5%%などである(モーニングスター株式会社やキャピタル アセットマネジメント株式会社のウエブサイトなどより)。