サンミゲルの史上最大の増資計画、SECが承認
2012/07/03
優先株10億6,700万株発行、調達額800億ペソに
サンミゲルは6月14日の株主総会において、新優先株(シリーズ2)の創設や発行、授権資本額の現行225億ペソから300億ペソへの33%増額などを決議した。
優先株シリーズ2(1株当たり額面は5ペソ)は公募方式で発行される。発行株式数は9億6,000万株とされているが、増額オプション(1億0,700万株)がフル行使されると10億6,700万株となる。発行価格は1株当たり75ペソであり、調達額は最大で800億2,500万ペソとなる。この場合は個別企業による株式市場での史上最大の調達額となる。
証券取引委員会は6月26日付けで、上記のサンミゲルの優先株シリーズ2の10億6,700万株の発行・登録を承認した(12年7月3日のフィリピン証券取引所回覧5061-2012号などより)。