自衛隊、フィリピンなどで医療活動や文化交流

2012/06/18

約210名、パシフィック・パートナーシップ2012の一貫
輸送艦「おおすみ」や輸送機C-1等がサマール到着

 日本防衛省・自衛隊は、フィリピン及びベトナムにおいて実施されるパシフィック・パートナーシップ2012に参加。

 その目的は、パシフィック・パートナーシップ2012に参加し、医療活動、文化交流等を行うことにより、国際緊急援助活動や国際平和協力業務に係る自衛隊の医療等に関する技量の向上を図るとともに、関係国との相互理解及び協力並びに民間団体との協力の促進を図ることである。

 2007年より行われているパシフィック・パートナーシップ(PP)は、米海軍を主体とする艦艇が地域内の各国を訪問して、医療活動、輸送活動文化交流などを行い、その際に各国政府、軍、国際機関、NGOとの協力を通じ、参加国の連携強化や災害救援活動の円滑化などを図る活動である。
 
 日本は、2007年から、海自の医官など数名を派遣して調査研究を実施してきた。今回のパシフィック・パートナーシップ2012への派遣部隊等は、6月13日時点での以下のような予定と発表されている。

1.派遣予定部隊
(1) 陸海空自衛隊医療チーム:人員約50名
(2) 海上自衛隊輸送艦「おおすみ」:人員約140名
(3) 航空自衛隊輸送機C-1及びC-130H

2.参加民間団体等
(1)特定非営利活動法人国際緊急医療・衛生支援機構:人員14名
(2)特定非営利活動法人アムダ:人員2名
(3)個人参加:人員3名
 民間団体の活動は主に医療活動(内科及び歯科を主体とした総合診療を地元当局と調整した学校等で実施、その他官側より公衆衛生教育を依頼する場合もあり)、通訳。

3,活動期間 2012年6月上旬から8月上旬
 フィリピンでの予定は、6月18日にサマール島着、7月1日まで医療活動、文化交流等を実施(12年6月13日の日本防衛省発表などより)。