5月新車販売、31%増と急回復(自工会ベース)
2012/06/13
5カ月間で0.6%増の5万9,177台と水面上に
6月11日付けフィリピン各紙電によると、フィリピン自動車工業会(CAMPI)は、2012年5月の国内四輪車新車総販売台数(CAMPI加盟企業分)が前年同月比30.7%増の1万4,262台に達したとの速報値を発表した。前月比、すなわち4月との比較では16%の増加となった。
これまでは、タイの大洪水の影響による供給不足などにより新車販売は低調であったが、タイ洪水問題が収まり、フィリピンでの生産が再び軌道に乗ってきたことで、5月は大幅増加となった。
この結果、2012年5カ月間(1月~5月)の国内四輪新車総販売台数は、前年同月比0.6%増の5万9,177台と水面上に浮上した。車種別では、乗用車が同9.5%減の1万7,616台(構成比29.8%)、商用車が同5.5%増の4万1,561台(構成比70.2%)であった。
これらの販売台数は、一昨年CAMPIを脱退したが昨年3位であった韓国系の現代アジア・リソース(HARI)などCAMPI非加盟企業分を除いた数字である。
なお、2011年(1月~12月)のCAMPI加盟企業の販売台数は前年比4%減の14万1,616台にとどまった。CAMPIでは、今後、東日本大震災やタイ洪水の影響がなくなり、2012年年間ではプラス成長に転ずると予想している。