フィリピン株ファンド、運用実績4カ月連続トップに

2012/06/08

国際株式型の1年間実績比較、全ファンド中でも4位
11.9%上昇、キャピタル・アセットマネジメントが運用

 キャピタル アセットマネジメント(東京都中央区、代表者:杉本年史社長)が運用する「フィリピン株ファンド」の2012年5月末時点での過去1年の上昇率(リターン)が11.92%となり、国際株式型カテゴリーの運用実績ランキングで第1位(モーニングスター集計・発表、対象は純資産10億円以上のファンド、過去1年実績比較)となった。

 

 ちなみに、第2位は野村アセットマネジメントの「(オーロラF) タイ投資F」の10.42%、第3位はキャピタル・アセットマネジメント「ドラゴン・キャピタル・ベトナムファンド」の6.53%、第4位は野村投信の「ドイチェ・高配当インフラ関連株(円)毎」の6.46%であり、「フィリピン株ファンドの上昇率の高さが際立っている。また、キャピタル・アセットマネジメント運用ファンドが1位と3位を占めた。

 「フィリピン株ファンド」は4カ月連続の首位となった。なお、全ファンドを対象としたランキングでも第5位(4月時点では4位)という好成績であった。

 「フィリピン株ファンド」は、純資産総額10億円以上のファンドとしては唯一の「フィリピン市場へ投資するファンドである。フィリピンの取引所に上場している株式、ならびに世界各国・地域の取引所に上場しているフィリピン関連企業の株式を主要投資対象としている。
 フィリピンは、若い人口を基盤とする旺盛な内需のほかにも、卓越した英語力を武器に世界に展開するOFW(在外フィリピン人就労者)を強みとするユニークな経済構造を有する。このような強みが発揮されつつあり、景気は堅調に推移、今後成長力を高めると予想されている。

 このような良好なファンダメンタルズを背景に、フィリピン株式は5月時点で今年もアジア最高クラスのパフォーマンスを見せており、今後も堅調に推移すると期待されている。キャピタル アセットマネジメントは、特に消費関連、インフラ関連、銀行などのセクターが経済成長の恩恵を受けると見ており、これらの業種を中心に投資する方針である。

 ちなみに、4月末時点での「フィリピン株ファンド」の組み入れ銘柄の業種別構成比率は不動産20.0%、銀行19.6%、資本財17.0%、電気通信サービス10.9%、各種金融9.4%、その他17.9%、現金5.2%となっている。
 組入上位5銘柄とそれらの構成比率は、フィリピン長距離電話(PLDT)9.7%、SMインベストメンツ7.0%、メトロバンク6.0%、SMプライム5.3%、アヤラランド5.2%である。この5銘柄で全体の約33%を占めている(モーニングスター株式会社やキャピタル アセットマネジメント株式会社のウエブサイトなどより)。