エプソン、HOYAに眼鏡レンズ事業売却へ
2012/04/10
フィリピン・エプソン・オプティカル社も
セイコーエプソン(エプソン、長野県諏訪市)とHOYA(東京都新宿区)は、エプソンの光学(眼鏡レンズ)事業について、HOYAへの譲渡に向けた交渉を開始することで合意した。
両社は4月10日、基本合意書を締結した。双方の事業資産の統合をはかり、一層グローバルに事業展開していくことを目的としている。今後、両社は基本合意書に基づき、すみやかに本契約を締結することを目指して交渉を進めていく。
エプソンの眼鏡事業譲渡対象は、開発製造拠点である松島事業所(長野県箕輪町)、製造拠点であるセイコーレンズサービスセンター(大阪市平野区)やフィリピン・エプソン・オプティカル社(カビテ州、ラグナ州)の3拠点と従業員約2,200名(国内約600名、海外約1,600名)。
また、4月10日に、セイコーホールディングス(セイコー、東京都港区)とHOYAは、眼鏡関連商品の販売事業を行うセイコーの100%子会社であるセイコー・オプティカル・プロダクツ(SOP、東京都中央区)の一部持分のHOYAへの譲渡を含む、眼鏡関連商品のグローバルな販売促進を目指すための戦略的な提携に向けた協議を開始することについて基本合意書を締結した。
今後、セイコーとHOYAは基本合意書に基づき、すみやかに法的拘束力のある本契約を締結することを目指して交渉を進めていく。なお、SOP眼鏡レンズ販売事業における主要仕入先が上記のエプソンである(12年4月10日のセイコーエプソン株式会社ニュースリリースなどより)。
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