アヤラ・ランド、マカティに5年間で600億ペソ投資へ

2012/03/22

ニューヨークのような代表的国際都市を目指す

 不動産最大手アヤラ・ランドが、首都圏マカティ市に重点投資を行う方針である。

 マカティ市は既に、アヤラ・グループの拠点、フィリピンの金融・ビジネスの中心地、フィリピンの最先端都市として発展を続けている。アヤラ・ランドグループは、このマカティ市での開発プロジェクトに今後5年間で600億ペソを投資し、マカティ市をニューヨーク、チューリッヒ、上海のような代表的な国際都市とする方針である。この投資額は、今後5年間の全投資額の約3分の1に相当する。

 アヤラ・ランドグループは、マカティ市北部地域(デラロサ~マカティ・メディカルセンター)を小売・商業地区に、南部地域(アヤラ・アベニューMRT駅周辺)を交通ハブ・小売り地域、サンタ・アナ(競馬場跡地)地域を娯楽ハブとして一層発展させる予定である。さらに、ビジネスの中心地である中央ビジネス地域、アヤラ・センター、アヤラ・トライアングルの一層の開発を推進する(12年3月22日のフィリピン証券取引所回覧2195-2012号などより)。