経団連、9日にアキノ大統領らと会談

2012/03/09

  社団法人・日本経済団体連合会(経団連)は、3月4日~10日まで、ベトナム、マレーシア、フィリピンのASEAN3カ国に使節団を派遣した。目的は、2015年のASEAN経済統合以降のアジア経済を見据えた域内及び二国間協力並びにアジアの持続的成長のための協力可能性を探ること。

 経団連のフィリピン訪問は7年ぶりのことである。フィリピンでは、3月8日にドミンゴ・貿易産業相やアルメンドラス・エネルギー相と懇談、インフラ整備協力等に関する討議を行った。

 また、3月9日には、マラカニアン宮殿において、アキノ大統領や経済閣僚と会談した。経団連は、官民連携(PPP)方式でのインフラ整備に協力する考えを表明した。アキノ大統領は日本企業による対フィリピン投資拡大を要請した。

 ASEAN3カ国訪問を終えた経団連使節団は、マニラ市内のホテルにおいて、記者会見を開催、団長の米倉弘昌会長(住友化学会長)が今回の訪問を総括した