不動産仲介大手スターツ、マニラで営業開始

2012/02/17

注目度高まるフィリピンに海外24番目の拠点

スターツコーポレーション(JASDAQ市場上場、本社:東京都中央区)は、スターツグループの海外不動産ネットワーク16カ国・24拠点目となる現地法人「スターツフィリピン」を設立した。
 

 

そして、フィリピンの政治、経済、文化の中心地であるマニラ首都圏で営業を開始した。

 昨今、日本の製造業の進出拠点として東南アジアが注目されており、その都市の1つがマニラ(フィリピン)である。フィリピンは英語圏であり法治国家という点では、ビジネスにおいて他の東南アジア各国より優位性があるため、この度の進出を決定した。事務所をマカティ市の目抜き通りアヤラ・アベニューにあるマカティ・スカイ・プラザ内に設けた。

 当初、「スターツフィリピン」では日系企業向けにオフィス、工場をはじめ、 企業や、新任の駐在員が本業に注力できるよう、仕事・生活の基盤となる安全で快適な物件を探し出し、適正価格で安心して契約できるよう、物件探しから新生活スタートまで全面的にサポートする。

<フィリピン現地法人の概要>
(1)商号:StartsPhilippines Inc(スターツフィリピン)
(2)所在地:5F 6788Ayala Avenue(マカティ・スカイ・プラザ), Oledan Square, 1266 Makati City, Metro Manila
(3)設立2011年11月(証券取引委員会{SEC}登録)
(4)主な事業内容:住宅・オフィス・店舗の仲介(賃貸、売買)
(5)出資比率:スターツコーポレーションが100%
(6)社長:大見和樹氏(米国認定損害保険士)

 スターツコーポレーションは、 1986年にハワイに現地法人を設立以来、海外ネットワーク構築を着実に推進、現在24拠点を有するに至っている。特に、2011年以降は進出ピッチに拍車がかかり、シンガポール、中国・武漢、インドネシア・ジャカルタ、中国・北京、インド・ニューデリー、カンボジア・プノンペン、ブラジル・サンパウロ、トルコ・イスタンブール、そして、フィリピン・マカティ市で営業が開始されている。さらに、中国・大連でも営業開始準備が進められている。

 今後も、海外進出を活発化させ、3年後には35拠点以上とする方針である。また、拠点数拡大だけでなく、日本式のきめ細かな高品質な不動産サービスを普及させ、世界の不動産管理の質を高めることを目標としている。

 スターツコーポレーションの強みは、「海外現地法人サポート&推進室(日本)」と「現地拠点」と共に日本語・日本人(一部現地人)によるサポートを広範囲で行っていることである。日系企業の海外進出においては、現地での支援のほか、海外赴任中の日本の留守宅管理や日本帰任時の住宅探しなど様々な支援を行っている。

 昨年12月には、~スターツの海外事業~というホームページ(http://www.starts.co.jp/kaigaihonbu)を開設、情報提供も強化している(12年2月17日のスターツコーポレーション株式会社ニュースリリースなどより)。