フィリピンにエアバスA380整備拠点が完成

2012/02/12

世界でも数少ない超大型機のフル整備拠点に 
比ルフトハンザ・テクニックが3千万ドル投資
 

航空機整備企業であるルフトハンザ・テクニック・フィリピンズ(LTP)による、マニラのニノイ・アキノ国際空港(NAIA)での整備能力拡充プロジェクトが完工した。


 LTPは2月10日に、アキノ大統領を迎え、整備能力完工式を実施した。今回の整備能力拡充の総工費は3000万ドルであった。

 LTPはこれまでも、航空会社の使用機体の大型化に対応し格納機拡充などの追加投資を行ってきたが、今回は超大型機エアバスA380 の整備にも対応できるよう、新たに8488平米の大型格納整備施設を建設した。この大型格納整備施設完成で、エアバスA320 、A330、A340にくわえ、世界最大の新鋭機A380の整備が可能となった。そして、世界でも数少ないA380フル整備拠点ともなった。 

 LTPはドイツのルフトハンザ・テクニックAG(出資比率51%)と、フィリピン航空総帥ルシオ・タン氏傘下のマクロ・エイシア(出資比率49%)との合弁企業である。現在、ルフトハンザ・ドイツ航空、カンタス航空、キャセイ・パシフィック航空、バージン・アトランティック航空、スイス・インターナショナル航空、LAN航空、アシアナ航空、エアアジアX、ジェットスター・エアウエイズ、フィリピン航空、セブ航空、ゼスト・エアウエイズなど約50社の機体整備を請け負っている。A380 の整備対応で、今後更に顧客数が増加することが期待される。

 なお、LTPは、2012年2月10日の取締役会において、700万ドルの配当実施を決議した。配当支払い日は6月15日となる。マクロ・エイシアの配当受け取り額は、出資比率にしたがって343万ドルとなる(12年2月10日のフィリピン証券取引所回覧1274-2012号より)。