比トヨタ、2018年に年間10万台販売を目指す
2012/02/10
販売網拡充へ、ボニファシオに新販売店開設
トヨタ・モーター・フィリピンズ(TMPC)の最新の販売・サービス拠点であるトヨタ・グローバル・シティ(TGC)」がオープンした。
TGCは、フィリピンの先端都市ボニファシオ・グローバルシティ(首都圏タギグ市)のアップタウンフォートに立地する。4,000平米の規模で、8台の展示場、情報カウンター、部品・アクセサリーカウンター、顧客ラウンジ、エクスプレス・サービスセンター、一般修理・整備センタ―、などを有する。
TMPCは、創業30周年にあたる2018年までに年間販売10万台を達成し、トヨタ100K(10万台)クラブ入りを目指す。そのために販売ネットワーク拡充を進めており、TGCオープンもその一環である。
TMPCは、1988年にトヨタ自動車のフィリピン車両製造/販売拠点として設立され、1989年から生産/販売を開始した。TMPCの出資比率はトヨタ自動車34%、 三井物産15%、メトロバンク・グループ51%、従業員数は約1,300名である。
東日本大震災やタイ洪水による部品供給不足などが響き、フィリピンの2011年年間の四輪車新車総販売台数は16万5,056台と前年比小幅減少を余儀なくされた。そのなかで、TMPCの販売台数も前年比4%減の5万4,593台にとどまった。
しかし、TMPCのの市場シェアは33.1%で、2位の三菱モーター・フィリピンズの19.8%を大きく引き離しての断トツの首位であった。車種別でも、TMPCは、乗用車、商用車双方で首位、すなわち、2011年のフィリピン自動車市場の三冠王(総販売台数、商用車販売台数、乗用車販売台数いずれもトップ)であった。このTMPCの3冠王は10年連続の偉業である。
TMPCは、2012年の販売目標を前年比10%増の6万台と設定している(12年2月9日のトヨタ・モーター・フィリピンズ発表などより)。