古河電工、フィリピンにワイヤーハーネス生産子会社

2012/01/26

労働力の質・量に着目、日本向け輸出拠点に

 古河電工100%出資子会社である古河AS(本社:滋賀県犬上郡)はフルカワ・オートモーティブ システムズ・リマ・フィリピン(FALP)を全額出資により設立した。



 フィリピン国内では初のワイヤーハーネス製造拠点で、操業開始は2013年3月を予定している。

 古河ASは、自動車用ワイヤーハーネスの需要が増加する中で、アジア域内の生産拠点拡充を検討してきた。 このほど、豊富で定着率の高い労働力の確保、将来にわたる労働コストの安定性が見込める立地という観点から、フィリピン・バタンガス州リパ市(マニラ市から南に65Km)リマ・テクノロジー センターに新たな拠点を設立した。主に日本向けの輸出拠点となり、アジア域内でのさらなる生産拠点拡充の第一歩になる。

 新会社FALPの敷地面積は約50,000平米、建物面積は約21,000平米、当初資本金は10億円、古河ASが100%出資した。設立日は2012年1月16日(フィリピン証券取引委員会({SEC}承認日)、操業開始は2013年3月を予定、 従業員数 約2,500名(2014年末予定)となる(11年1月26日の古河AS株式会社ニュースリリースより)。