比ホンダ自動車、3日から生産休止

2011/11/02

洪水被害タイからの部品供給不足で

本田技研工業(ホンダ)はタイの洪水被害による事業への影響について、10月31日に以下のような発表を行った。

  四輪車生産拠点のホンダオートモービル(タイランド)カンパニー・リミテッド(本社:タイ・アユタヤ、ロジャーナ工業団地)は、調達部品の供給停止の影響により10月4日から生産活動を停止し、その後、10月8日から始まった浸水被害が現在まで継続していることから、生産再開の見通しが立っていない。

  二輪車・汎用製品生産拠点のタイホンダマニュファクチュアリングカンパニー・リミテッド(本社:タイ・バンコク)では、施設への洪水被害はないが、調達部品の供給が滞っているため、二輪車は10月11日より、汎用製品は10月6日より生産活動を休止しており、それぞれ11月4日までの生産休止を予定している。なお、11月7日以降の生産については、状況を見ながら決定していく。

  その他のアジアの生産拠点においては、タイからの部品供給の制約による影響が出ており、生産調整や、生産休止などを実施している。

  そのような状況下、フィリピンでの四輪車製造拠点であるホンダカーズ・フィリピン(HCPI)は、3日から生産を停止すると明らかにしたとのことである。