グローブとソフトバンクPS提供の「Gキャッシュレミット」へ

ファミリーマートとファミマ・ドット・コムは、ソフトバンク・ペイメント・サービス（SBPS）と業務提携、フィリピン向け送金サービス入金受付を開始する。

 具体的には、SBPSがフィリピンの大手通信企業グローブ・テレコムの100%子会社であるG-Xチェンジ社.(GXI、本社：マニラ市)と提携して提供するフィリピン向け海外送金サービス「Gキャッシュレミット」の入金受付を、11月1日10時から、「Ｆａｍｉポート」が設置してある全国のファミリーマート店舗約8600店にて開始する。

　ファミリーマートは、今年1月からコンビニエンスストア初の取り組みとして、マルチメディア端末「Ｆａｍｉポート」が設置してある全国のファミリーマート店舗おいて、SBIレミットが提携する国際送金サービス大手、マネーグラム・インターナショナル社の国際送金サービスの入金受付を実施している。

　今回SBPSがサービスを提供する「Gキャッシュレミット」は、日本国内から、フィリピンに送金をする顧客を対象にしたサービスである。「Gキャッシュレミット」を利用するためには、サービスサイト（ＵＲＬ：https://www.gcash.jp/　）にて事前に会員登録を行う必要がある。
　
　ファミリーマート店舗で入金受付をした金銭はは、「Gキャッシュレミット」の顧客専用ページに反映され、顧客はサービスサイトにて24時間365日送金申込みを行うことができる。送金申込みされた金額はペソに換算され、約10分後には現地の「Gキャッシュレミット」提携の現金払出拠点や受取人の電子マネー口座、銀行口座を通じて受け取ることが可能である。

　すなわち、「Gキャッシュ・レミット」経由で、365日24時間いつでもサービスサイト（http://www.gcash.jp 、PC・スマートフォンで利用可能）から事前にデポジットした日本円のうち、必要な額をフィリピンにペソ建て送金することができる。受取人は、多彩な受取方法（①フィリピン全国18,000ヶ所以上の現金受取拠点、②モバイル電子マネー「Gキャッシュ」、③銀行振込）にて最短10分で送金額を受取ることができる。また、送金手数料においても1回あたり500円からと業界最低水準での価格を実現している。

　ちなみに、「Gキャッシュ・レミット」送金手数料（1回当たり）は、送金額1万円以下が500円、1万円超3万円までが700円、3万円超が1350円となっている。ただし、送金準備金口座への入金手数料がかかる場合がある。また、受取方法が銀行振込の場合はそれぞれ180円追加となる（詳細は http://www.gcash.jp にて）。

　ファミリーマート並びにファミマ・ドット・コムは、新たに「Gキャッシュ・レミット」入金受付サービスを追加することで、現状主に金融機関等で国際送金・海外送金を利用している日本人・外国人の、ファミリーマート店舗への来店動機の創出に繋げたいと考えている（11年10月31日の株式会社ファミリーマートのプレスリリースより）。