トヨタ、タイ洪水でフィリピンなどでも減産へ

2011/10/22

 タイの洪水で、日系の自動車メーカーなどへの影響が拡大、生産停止が長期化する可能性が出てきた。
 

 トヨタ自動車は、トヨタ・モーター・タイランドのサムロン工場、ゲートウェイ工場、バンポー工場で10月10日~22日の車両生産の稼動停止を決定していたが、引き続き、10月24日~10月28日までの稼動も停止することに決定した。

 また、タイからの部品供給が滞る可能性があるため、10月24日から、タイ以外のアジア生産拠点(フィリピン、インドネシア、ベトナム)でも、生産稼動の調整を行う予定である。フィリピンの拠点はトヨタモーター・フィリピンズ(TMC)である。一部報道によると、TMCでは6割の減産を行うとのことである。

 10月31日以降の稼動については、状況を見ながらするとのことである(11年10月21日のトヨタ自動車株式会社ニュースリリースより)。