サンミゲル、通信事業基盤を拡充

2011/10/20

比イースタン・テレコム78%支配へ

 多角化を推進するサンミゲルは、通信事業基盤も急ピッチで拡充しつつある。
 


 サンミゲルは、10月20日に、子会社のサンミゲル・エクイティ―証券を通じて、当地の有力通信企業イースタン・コミュニケーション・フィリピン(イースタン・テレコム)の株式37.7%を追加取得した。この37.7%の株式は、元貿易産業相のオンピン氏が支配するISMコミュニケーション(ISM)から取得した。取得額は約15憶ペソ。

 サンミゲルは昨年12月30日にも、ISMからイースタン・テレコム株式40%を取得している。単純に合計すると、サンミゲルは、イースタン・テレコム株式77.7%を支配したことになる。いずれにしても、サンミゲルの通信事業基盤が拡充さrつつあると言える(11年10月20日のフィリピン証券取引所回覧7504-2011などより)