サンミゲルの上半期、72%増益と好調

2011/08/15

売上高2.7倍、営業利益2.4倍の315億ペソ
キリン出資のサンミゲル・ビールも堅調

 

 サンミゲルが2011年上半期(1月~6月)の決算速報を発表した。

収入は前年同期比168%増(約2.7倍)の2633億ペソ、営業利益は同136%増(約2.4倍)の315億ペソ、金利・税金・償却前利益(EBITDA)は同117%増(約2.2倍)の402億ペソ、純利益は同72%増の108億ペソと大幅増収増益決算となった。

ビール部門がスピンオフして発足したサンミゲル・ビールの販売数量は前年同期比5%増の1億1470万ケースと堅調な伸びを見せた。国内が4%増の9500万ケース。海外が同6%増の1970万ケースであった。この結果、売上高は同7%増の356億ペソ、営業利益は同8%増の102億ペソと堅調な決算となった。6月末時点でのキリン・ホールディングスのサンミゲル・ビール保有比率は約48.39%で、サンミゲルの約51%に次ぐ大株主となっている。

洋酒部門(ヒネブラ・サンミゲル)の販売数量は、前年同期の総選挙特需などの反動という特殊要因もあって、同30%減の1380万ケースと大幅減少した。売上高は同27%減の82億ペソ、営業損益は1億8600万ペソの赤字に転落(前年同期は8億6200万ペソの黒字)と、唯一の不振部門となった。

食品部門の売上高は同11%増の423億ペソ、営業利益は同8%増の30億ペソ。一方、パッケージ部門(サンミゲル山村パッケージング)の売上高は同4%増の120億ペソ、営業利益は同1%増の10億6,900万ペソ。双方とも、原燃料費上昇という環境下において、コスト削減や効率化推進などで堅調な決算となった。

新規事業である電力関連事業(サンミゲル・グローバル・パワー)の収入は同48%増の356億ペソ、営業利益は同72%増の77億ペソに達した。発電事業は2010年第3四半期から、持ち株会社SMCグローバル・パワー・ホールディングスのもとに集約されている。

、石油製品部門(国内最大の石油元売り企業であるペトロン)の売上高は同17%増の1349億ペソ、営業利益は同62%増の108億ペソ、純利益は同105%増の60億ペソと好調であった。

発電事業やペトロンの収入が、サンミゲル全収入の63%を占めるなど、新規事業の業績寄与度が高まるとともに、従来事業のビールや食品なども堅調に推移していることで、全体で大幅増収増益となっている(11年8月12日のフィリピン証券取引所回覧6069-2011号などより)。