比三菱自動車、集中訓練講座で技術向上等支援

2011/07/08

新たに ミンダナオ科学技術大学などに開講

三菱モーターズ・フィリピン(MMPC)は、フィリピンの工学部学生や教員の能力向上を支援している。

MMPCはセブの販売代理店であるファースト・オートワールド・フィリピン(FAPC)と協力して、セブやミンダナオなどの大学に、自動車技術に関する産業集中訓練講座(プログラム)を提供する。このプログラムは、自動車工学の教員と学生の知識や技能を強化することを目的としている。このプログラムは週1回、10ヶ月間に渡って実施される。

この産業集中訓練講座において、MMPCとFAPCは、自動車エレクトロニクス、電子燃料噴射装置、エンジン精密検査、点検精度向上、自動変速装置、エンジン工学など様々な専門施術に関する訓練や設備を提供する。

また、この講座は、学生を熟練技術者やサービス・アドバイザーに育成することも目的としている。プログラム修了者はFAPCなどでの就業機会も開けている。そして、次世代の健全な精神養成やフィリピンの自動車技術向上にもつながるものであり、MMPCの社会貢献活動の一環でもある。

この講座は2009年にセブ州科学技術大学(CSCST)に導入された。そして、最近、ミンダナオ科学技術大学とスリガオ州立大学にも開講されることが決定した(11年7月7日の三菱モーターズ・フィリピン発表などより)。