戸田建設は7月4日に、「フィリピンにおいて子会社を設立する」と発表した。

　戸田建設は現在、アジアにおいて中国、タイ、ベトナムに海外子会社を設けており、主に日系進出企業の工場建設に携わっている。そして、日系企業の進出先として増加が見込まれるフィリピンにおいても子会社を設立することとななった。今後、より一層成長が望める東南アジア地域での事業強化を目指していく。また、現在進行中の中期経営計画の中で海外事業の強化を掲げており、今回のフィリピン進出はその一環でもある。

　設立する子会社の商号はトダ・フィリピンズ 、事業内容は総合建設業。所在地は首都圏マカティ市、代表者は戸田建設の岡 敏朗代表取締役である。設立予定日は今年7月末、営業開始予定日は同10月である。当初資本金は1000万ペソ、戸田建設の出資比率は約40%となる。

　この子会社設立に伴う2012年3月期における戸田建設及び連結業績に与える影響は軽微であるとのことである（11年7月4日の戸田建設株式会社プレスリリースより）。