比人口、80年後にほぼ倍増の1.78憶人でピーク

2011/05/05

10年9326万人、2100年に1億7780万人との国連予想

 

 国連人口基金(UNFPA)は、5月3日に、「世界人口推計2011年改定版」を発表した。それによると、2011年時点で約69億人であった世界の総人口は、2011年10月末に70億人を突破する見通し。そして、2025年には80億人に到達、90年後の2100年に101億人に到達すると予想されている。

 日本の人口は2010年の1億2654万人に対し、2050年に1億0855万人へと減少すると予想されている。さらに、2070年には9813万人と1億人の大台を割り込み、2100年には2010年比28%減の9133万人へと縮小すると予想されている。

 一方、フィリピンの人口は1950年の1840万人から2000年7731万人、2010年9326万人と急増している。さらに、2050年には1億5494万人、2070年には1億7289万人、2090年には1億7849万人(2010年比91%増)へと拡大すると予想されている。2090年以降、緩やかに減少に転じ、2100年時点では1億7780万人になると見込まれている。

 フィリピンの年間平均人口増加率は1950年~1965年は3%台であった。2005年~2010年は2.03%、2005年~2010年は1.76%へ鈍化している。今後も鈍化傾向を辿り、2085年~2090年に0.04%とほぼ横這いとなり。2090年~2095年マイナス0.02%、2095年~2100年マイナス0.06%と僅かながら減少に転ずると予想されている(11年5月3日の国連人口基金発表より)。