比マツダ、第1四半期販売台数53%急増

2011/04/11

2010年の54%増の3148台に続く勢い

 マツダ・フィリピンズの販売台数急増が続いている。2010年の年間販売台数は前年比54%増の3148台へと急増した。54%増というのは、フィリピンでの自動車メーカーのなかで2番目に高い伸びであった。ちなみに、フィリピンの四輪車新車年間総販売台数は前年比27.2%増の16万8,490台。そして、1996年に記録した年間過去最高記録であった約16万2千台を14年ぶりに更新するなど全体として好調であったが、マツダ・フィリピンの伸び率は全体の2倍となっている。

 先週末にフィリピン自動車工業会(CAMPI)とトラック工業会(TMA)は、2011年年初3カ月間(第1四半期)の国内四輪新車総販売台数が前年同期比8.2%増の3万6293台に達したと発表した。ただし、3万6293台という数字は、CAMPIを脱退した昨年第3位の韓国系の現代アジア・リソース(HARI)分などを除いた16社ベースである。報道によると、HARI分を含めた第1四半期の販売台数は同7.6%増の4万1005台とのことである。いずれにしても、前年同期比伸び率は一桁へと鈍化している

 4月13日付けフィリピン各紙電子版によると、マツダ・フィリピンズの第1四半期の販売台数は同53%増の844台と急増ペースを維持している。3月単月でも前年同月比36%増の341台と大幅増加している。この好調を牽引しているのがマツダ2(日本名:デミオ)とマツダ3(日本名:アクセラ)。この2モデルで全体の63.4%を占めている。

 マツダ・フィリピンズの公認販売代理店はマカティ、アラバン、グリーンヒルズ、ケソン・アベニュー(以上は首都圏)、バタンガス、パンパンガ、セブと7地域に展開されている。
 なお、CS(顧客満足度)に関する調査・コンサルティングの国際的な専門機関であるJ.D. パワー アジア・パシフィックによる2010年フィリピン新車セールス満足度調査において、マツダは首位となっている。マツダは特に、「納車プロセス」、「セールス担当者」、「納車タイミング」、「販売店設備」の良好さが評価された(マツダ・フィリピンズのウエブサイトなどより)。