東日本大震災後に増産の日系企業も
2011/04/10
比日本航空電子が月間生産記録更新
4月11日付けフィリピン各紙電子版によると、経済区庁(PEZA)のデ・リマ長官は「東日本大震災後、PEZA経済区進出日系企業のなかには大幅に増産する企業も少なくない。日本での生産減少の補完や代替の動きもあって決して悲観的ではない」とコメントした。
例えば日本航空電子工業の子会社JAEフィリピンズの3月の生産数量は、3月として過去最高となったとのことである。また、NECトッパン・サーキットソリューションズ・フィリピンも日本からの受注が急増、稼働日を週5日から7日へ拡大した。
さらに、昭和ポリマー・プロセスも現地素材調達先の拡大を図りつつある。東ソーポリビンも、日本の親企業の停電による減産を補うため、塩化ビニールコンパウンド製造設備をフル稼働させている。また、放射性物質除去のための活性炭需要が拡大、活性炭メーカーにも活気などと報じられている。
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