第1四半期の新車販売台数、8.2%増と堅調
2011/04/07
3万6293台(昨年3位の現代自動車除く)
首位トヨタ1万3854台、2位三菱8143台
4月8日付けビジネスワールド紙電子版などによると、フィリピン自動車工業会(CAMPI)とトラック工業会(TMA)は、2011年年初3カ月間(第1四半期)の国内四輪新車総販売台数が前年同月比8.2%増の3万6293台に達したと発表した。14年ぶりに年間販売記録を更新した2010年に続く今年の動向が注目されていたが、第1四半期は、CAMPIの今年の販売伸び率目標4~5%増を上回る推移となっている。
ただし、3万6293台という数字は、CAMPIを脱退した昨年第3位の韓国系の現代アジア・リソース(HARI)分などを除いた16社ベースである。ちなみに、HARI分を含めた昨年第1四半期の販売台数は3万8709台であった。
第1四半期の公表販売台数3万6293台(HARI分等除外)の車種別内訳は、乗用車販売台数が前年同月比11.3%増の1万2426台(構成比34%)と二桁増加。一方、商用車販売台数は同6.7%増の2万3867台(構成比66%)であった。
第1四半期のメーカー別総販売台数トップは、トヨタモーター・フィリピンズの1万3845台(前年同期比12.2%増)。2位は三菱モーター・フィリピンズの8143台(同13.3%増)であった。今回の発表分に含まれていない3位の現代アジア・リソース(HARI)の販売台数は5000台以上と見られる。
参考のため再掲載:フィリピン四輪車新車の車種別販売台数(現代アジア等を含めたベース、単位:台)
2005年 | 06年 | 07年 | 08年 | 09年 | 2010年 | 2011年目標 | |
乗用車 | 35,631 | 38,479 | 41,213 | 44,425 | 46,228 | 58,691 | |
商用車 | 61,432 | 61,062 | 76,690 | 80,024 | 86,216 | 109,799 | |
合計 | 97,063 | 99,541 | 117,903 | 124,449 | 132,444 | 168,490 | |
前年比 | +10.2% | +2.6% | +18.4% | +5.6% | +6.4% | +27.2% | +4~5% |
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