比イオンファンタジー順調、5月末29店に

2017/06/06

 2017年2月に設立20周年を迎えた株式会社イオンファンタジーは海外でも、「イオンファンタジー・フィリピン」、「イオンファンタジー・中国」、「イオンファンタジー・マレーシア」、「イオンファンタジー・タイランド」、「イオンファンタジー・インドネシア」を通じて、ファミリー向けアミューズメント施設およびインドア・プレイグラウンドの直営展開を進めるとともに、香港、ベトナム、カンボジアにおいて、ライセンス契約およびフランチャイズの店舗を展開している。ベトナムについては、2017年5月19日、子会社「イオンファンタジー・ベトナム」を設立し、フランチャイズ契約店舗を譲り受け、子会社で運営していくことを決議している。
 
 2017年5月は、中国、マレーシア、フィリピンで各1店舗の直営新規出店を行い、海外事業における店舗数は5月末に合計337店舗(フランチャイズ店舗等含む)となった。 フィリピンでは、5月19日、ルソン島中部パンパンガ州アンヘレス市のマーキーモールに29号店がオープンした。

  イオンファンタジーはフィリピンで、2014年5月に子会社「イオンファンタジー・フィリピン」を設立した。そして、同年11月に、イオンファンタ ジー・キッズーナ・フィリピン1号店がマニラ首都圏ケソン市のショッピングモール「ロビンソンズ・ガレリア」内にグランドオープンした。 この出店によりイオンファンタジーのアセアン地域での店舗展開は、マレーシア、タイ、ベトナム、カンボジアに次いで5カ国目となった。

 その後、フィリピンにおけるイオンファンタジー・キッズーナは着実に増加している。初出店から約1年後の2015年12月には、セブ初となる13号店をオープンした。そして2016年4月には、北ダバオ州タグム市のロビンソンズプレイス・タグム店に18号店をオープンした。これはミンダナオ島第1号店でもあり、ドゥテルテ現大統領の地盤への出店となった。

 そして、2017年5月末の店舗数は29店に達した。また、マニラ首都圏を中心としたドミナント化を推進するとともに、セブ、ダバオなど首都圏以外での出店も積極化させつつある。さらに、マニラ首都圏ケソン市のイーストウッド・シティA406・407に30号店の開店が予定されている。すなわち、2014年11月の初出店以来、約2年半で30店体制が構築されることになる。

 今後も店舗網を拡充し、年間人口増加率が約2%と高く9歳以下の人口が2割(2千万人)以上というフィリピンでの子供向けアミューズメント施設需要拡大に対応していく方針である(17年6月5日の株式会社イオンファンタジーの企業・営業情報などより)。



 フィリピンのキッズーナ(イオンファンタジー)店舗数推移(月末値)
2014年 2015年
11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
1 2 2 2 3 5 5 5 7 8 10 11 12 14
 
2016年 2017年
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月
14 14 16 18 20 21 22 22 23 24 26 26 26 26 27 28 29
 (出所:株式会社イオンファンタジー資料より作成)