比三菱自動車、ミラージュ・ハッチバック生産開始
2017/07/29
三菱自動車は7月28日、フィリピンにおける生産・販売会社であるミツビシ・モーターズ・フィリピンズ・コーポレーション(MMPC)の車両生産工場で、『ミラージュ・ハッチバック』の生産を開始したと発表した。これは、フィリピン政府の自動車産業育成政策「CARS Program」の支援を受けた案件である。
三菱自動車が双日とともにフィリピンで展開している自動車生産・販売会社MMPCは、2016年2月にフィリピン政府の自動車産業育成政策 「CARS Program(Comprehensive Automotive Resurgence Strategy Program)」への参加を申請、同年6月に、フィリピン貿易産業省投資委員会(BOI)による正式承認を取得した。対象車種は『ミラージュG4(他地域名:アトラージュ)』 と『ミラージュ ハッチバック』からなるミラージュ類である。
三菱自動車が双日とともにフィリピンで展開している自動車生産・販売会社MMPCは、2016年2月にフィリピン政府の自動車産業育成政策 「CARS Program(Comprehensive Automotive Resurgence Strategy Program)」への参加を申請、同年6月に、フィリピン貿易産業省投資委員会(BOI)による正式承認を取得した。対象車種は『ミラージュG4(他地域名:アトラージュ)』 と『ミラージュ ハッチバック』からなるミラージュ類である。
MMPCは、約43億ペソを投資し、プレス工場を新設(20億ペソ)、既存の車両生産工場での新たな生産ラインを増設することで、2017年から『ミラージュG4』 と『ミラージュ・ハッチバック』の生産を開始する計画であると発表した。そして、今年2月、『ミラージュG4』の生産を開始し、そして、今回『ミラージュ・ハッチバック』の生産も開始された。
CARSプログラムへの参加は、フィリピンの自動車産業の発展に50年以上にわたり寄与してきたMMPCの新たなコミットメントを表すもので、同プログラムが掲げる1モデルで「6年間で20万台」の生産目標達成に向けて、生産稼動シフトを追加し、現地生産能力を増強した。これに伴い、フィリピン国内での雇用促進や、日系部品メーカーの同国への進出を促進する効果も期待できる。
MMPCは、フィリピンの貿易産業省と投資委員会による同国のモータリゼーションの進展に合わせたCARS プログラムの取組みに賛同し、2020年までに同国の自動車需要が50万台に達すると見込まれている中、同国の自動車産業全体の活性化に寄与していくことで、同国の経済発展に貢献して行く方針である。
なお、MMPCへの出資比率は、双日が49%、三菱自動車 51%となっている。双日は、1972年にフィリピンでの三菱自動車組立・販売事業に参入して以来、長年にわたり三菱自動車とともに車体の生産・販売・ブランド構築に努めて きた。この間、MMPCは累計生産60万台を達成し、高い販売シェアを維持しながら、同国の自動車産業とともに発展を続 けている(17年7月28日のMMPCニュースリリースなどより)。