カジノリゾート「ソレア」運営企業、上半期21倍増益

帰属純利益41億ペソ、収入31%増の185億ペソに

2017/08/11

   フィリピン政府は、国家プロジェクトとして観光事業を強力に推進することを目的に、マ二ラ湾岸沿いに「マニラベイ・エンターテインメントシティー」を創設しつつある。そこでは、日本のユニバーサルエンターテインメント・グループを含む4グループのカジノ複合リゾート施設の開発が行われたり、行われつつある。

 その4グループの一つが当地最大の港湾企業インターナショナル・コンテナ・ターミナル・サービシズ(ICTSI)の総帥エンリケ・ラソン氏傘下のブルームベリー・リゾーツ(ブルームベリー)である。このブルームベリーによる大型カジノ・リゾート「ソレア・リゾート&カジノ」(ソレア)は2013年3月に開業した。
 
 このブルームベリーが、8月10日、2017年第2四半期(4月~6月)および上半期(1月~6月)の決算速報を発表した。それによると、今第2四半期の総収入は 前年同期比17%増の98億6,562万ペソ、帰属純利益は同47%増の19億6,543万ペソに達した。

 この結果、上半期の総収入は前年同期比31%増の184億6,260万ペソに達した。一方、総費用は同15%増の143億4,834万ペソにとどまったことから、帰属純利益は41億0,658万ペソに達し、前年同期の1億9,153万ペソから21倍に急増した(16年8月10日のフィリピン証券取引所回覧04992-2017号などより)。