アヤラ、Eコマース企業の比ザロラへ49%出資

2017/09/01

フィリピンを代表するコングロマリットであるアヤラコープ(AC)やその傘下のアヤラランドなどのアヤラ グループ企業がEコマース企業に資本参加した。

 ACは、8月31日、100%子会社であるACベンチャーズ・ホールディングス社を通じて、フィリピンでファッション商品などのオンライン販売を手掛けるザロラ・フィリピン(比ザロラ)を保有するBFジェードEサービス・フィリピン社(BFジェード)の株式43.28%取得手続きを完了した。

 同日、AC傘下のアヤラランドも100%子会社AMSI社を通じて、BFジェード株式1.91%取得手続きを完了した。このほか、AC傘下のBPIキャピタルやキックスタート・ベンチャーズ社もBFジェード株式取得手続きを完了、アヤラ グループは、合計でBFジェード株式49%を保有することになった。


 ザロラ・グループは、グローバル・ファッション・グループ(GFP)によって100%保有されている国際的ネットワーク企業であり、比ザロラは2012年に設立された。比ザロラは、現在、約1,000ブランドの約12万点に達する衣料、靴、アクセサリー、美容製品、スポーツグッズ類などのオンライン販売を行っている(17年8月31日のフィリピン証券取引所回覧05451-2017号などより)。