比ユニクロ加速、12月は3カ月連続の複数出店

12月1日BGCに46号店、8日ケソンに47号店

2017/11/29

   ユニクロ フィリピン(比ユニクロ)の出店ピッチが再加速している感がある。10月、11月ともに2店ずつ出店、11月末で45店体制になったと見られるが、12月は出店ピッチに拍車がかかりそうである。

 比ユニクロホームページによると、12月1日には、マニラ首都圏タギグ市ボニファシオ・グローバルシティ(BGC)の「ボニファシオ・アップタウン」の2階にフィリピン第46店をオープンする予定。12月8日には、マニラ首都圏ケソン市ノーストライアングルの「ヴェルティス・ノース」の1階と2階に同47号店を出店する予定でもある。また、12月中に、マニラ首都圏マンダルヨン市オルティガスセンターの「ザ・ポディウム」の2階に同48号店をオープンすることにもなっている。
 
 ファーストリテイリングはフィリピンにおけるユニクロ店舗の出店、運営を目的として、2012年1月にSMリテール社と共同出資して合弁会社、「ファーストリテイリング・フィリピン社(FRPI、所在地:マニラ首都圏パサイ市)を設立した。ファーストリテイリングの出資比率は75%である。

 比ユニクロ1号店は、2012年6月15日に、巨大ショッピング・モール「SMモール・オブ・アジア」に出店された。すなわち、先頃開業5周年を迎えたのである。初出店から約1年後の2013年5月に4店、13年11月に10店に達した。約2年後の14年5月には12店、14年12月に20店突破、2016年5月に30店、2017年8月に40店を突破、そして、2017年11月末時点で45店と拡大してきている。12月は、上記の様に現時点で最低3店の出店が予定されており、2017年末には48店もしくはそれ以上の体制となりそうだ。

 下表の通り、2013年8月末時点ではフィリピンのユニクロ店舗数は6店で東南アジア諸国連合(ASEAN)においては、シンガポールの12店、マレーシア10店、タイ10店の後塵を拝し、第4位にとどまっていた。しかし、2017年6月末に40店でマレーシアと同数首位になり、一旦マレーシアに次ぐ2位に後退する時期もあったが、10月末には43店で、ついにマレーシアの42店を上回る単独トップに浮上した。11月のマレーシアの出店予定数が1店であり、2店出店のフィリピンは11月末もトップの座を維持したようである。そして、12月はASEANトップの座を強めるとともに、初出店時に掲げた「数年内に50店」という第1目標の達成が視野に入ってくる。

 2014年に人口1億人を突破しその半分が23歳以下という若い国であること、近年のASEAN主要国で最高の国内総生産(GDP)成長率継続なども追い風となって、比ユニクロ店舗数は今後も順調に増加していくことが期待される(ユニクロ・フィリピンのウェブサイト、ファーストリテイリング資料などより)


 アセアン主要国におけるユニクロ店舗数推移(月末値)
13年 14年 15年 16年 17年
8月 11月 2月 5月 8月 11月 2月 5月 8月 11月 2月 5月 8月 11月 2月 5月 8月 9月 10月 11月
フィリピン 6 10 11 12 16 19 22 23 23 27 27 30 32 34 35 37 40 41 43 45
シンガポール 12 13 16 16 18 21 22 23 23 23 24 24 24 25 25 24 24 24 24 N.A.
マレーシア 10 12 14 18 21 23 24 24 25 31 33 34 35 35 37 39 41 42 42 N.A.
タイ 10 13 14 18 20 21 21 23 23 29 30 32 32 34 34 34 34 34 34. N.A.
インドネシア 1 2 3 4 4 6 6 7 8 9 9 9 9 10 10 11 12 14 14 N.A.
 (出所:ファーストリテイリングのユニクロ事業戦略資料などより作成)