オークラ、来年にリゾーツワールド・マニラで開業

マニラ湾岸のRWB進出に先行、首都圏2軒体制へ

2017/12/19

    ホテルオークラ(本社:東京都港区)は、このほど、フィリピンの「トラベラーズ・インターナショナル・ホテルグループ(トラベラーズ).」(本社:マニラ首都圏パサイ市)との間で、2018年開業予定の『ホテルオークラ マニラ』(仮称)に関する運営管理契約を締結した。これは、ホテルオークラにとって、マニラにおける2軒目のホテル開業計画となる。また、トラベラーズは有力持株会社アライアンス・グローバル・グループ(AGI)のカジノリゾート事業部門である。

 2018年開業予定の『ホテルオークラ マニラ』は、ニノイ・アキノ国際空港に隣接するトラベラーズ所有のフィリピン初の統合型リゾート施設「リゾーツワールド マニラ」(RWM)の拡張地区内に立地する。ビジネスの中心街であるマカティ地区からも程近く、レジャーのみならずビジネスにも至便な立地である。

 『ホテルオークラ マニラ』の客室は、標準客室面積約60平米、総客室数191室の規模となりる。統合型リゾートの「華やかさ」とオークラならではの「和のおもてなし」を融合させ、最先端の設備を備えた、リゾート感を満喫できる施設である。シグネチャーレストランである日本料理レストランに加え、スペイン料理レストラン、オールデイダイニング、バーなどの飲食施設の他、プール、フィットネスなどの充実した施設を用意し、観光、ビジネスを問わず、訪れる全ての利用客に快適で満足できるサービスを提供する方針である。

<ホテルオークラ マニラ 施設概要>
【建設予定地】Newport Boulevard, Newport Cybertourism Economic Zone, Pasay, 1309 Metoro Manila, Philippines
【階数】地上11階、【客室数】 191室
【レストラン・バー】日本料理、スペイン料理、オ—ルデイダイニング、バー
【宴会場・会議室】4室、
【その他施設】フィットネス、プール
【アクセス】ニノイ・アキノ国際空港隣接

 トラベラーズは、国家的大型カジノリゾートプロジェクトでもあるマ二ラ湾岸沿いの「マニラベイ・エンターテインメントシティー」においても、カジノ・リゾート「リゾーツワールド・ベイショア(RWB)」を開発中である、当初このRWBの完工・開業は2016年と予定とされていたが、まず2018年第4四半期と延期され、更に2020年に再延期される見込みである。

 ホテルオークラは、2014年10月に、RWB内にオークラを開業すると発表した。この発表時点では、RWB内のホテルの仮称が『ホテルオークラ マニラ』とされていたが、RWBの開業が2020年にずれ込みそうなことから、名称を変更(後日に新名称を発表)、上記のRWM内のホテルの名称を『ホテルオークラ マニラ』とすることにした。いずれにしても、ホテルオークラは、マニラ首都圏においてRWMとRWBの2カ所で開業することになる(


 ホテルオークラは、2014年10月にも同名のホテルの開業計画を発表。同じく2018年のオープンを予定していたが開業が2020年にずれ込みそうなことから、他の名称に変更、先行開業の上記のRWM内のホテルの名称を『ホテルオークラ マニラ』とする方針である(17年12月15日の株式会社ホテルオークラのニュースリリースより)。