メラルコ、電動車(EV)製造も視野に

2018/01/15

   マニラ電力(メラルコ)が、電動自動車(EV)関連事業を強化しつつある。

 メラルコは、2011年からフィリピンEVサミットを共催し、2013年には、マニラ首都圏パシグ市のメラルコ・コンパウンド内に、フィリピン初のEV向け商業充電ステーションを設置している。2017年12月18日開催の取締役会においては、EV用バッテリーやEV用充電ステーション網を構築するための100%子会社を設立することを決議している。そして、1月15日付け各紙電子版などによると、EVを生産することも検討しているとのことである。

 なお、三菱自動車やそのフィリピン生産・販売拠点であるミツビシ・モーターズ・フィリピン・コーポレーション(MMPC)は、フィリピンにおいて電動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHEV)の普及やそれによる環境保全支援の動きを加速化しつつある。

   三菱自動車は、2017年2月28日、フィリピン環境資源省(DENR)との間で、電気自動車『i-MiEV(アイ・ミーブ)』およびプラグインハイブリッドEV『アウトランダーPHEV』の電動化技術を活用した環境負荷低減についての共同研究』に関する覚書(MOU)を締結した。このプロジェクトにもメラルコが参画している。