17年一人当たり名目GDP、7%増の15万ペソ

年末レート換算では念願の3千米ドル突破

2018/01/24

    フィリピン統計庁(PSA)によると、2017年第4四半期の一人当たり名目GDPは前年同期比6.9%増の4万2,230ペソ、名目GNIは6.5%増の5万0,036ペソ、一人当たり名目家計最終消費支出は7.0%増の3万0,913ペソだった。

 第4四半期の一人当たり実質GDP(2000年基準)は前年同期比5.1%増の2万2,247ペソ、実質GNIは4.7%増の2万6,446ペソ、一人当たり実質家計最終消費支出は4.7%増の1万6,044ペソであった。なお、算出人口数は前年同期比1.3%増の1億0,530万人。

 2017年年間では、一人当たり名目GDPは前年比7.3%増の15万0,565ペソ、名目GNIは7.2%増の18万0,961ペソ、一人当たり名目家計最終消費支出は7.0%増の11万0,369ペソだった。

 一方、一人当たり実質GDPは前年比5.0%増の8万2,617ペソ、実質GNIは4.8%増の9万9,026ペソ、一人当たり実質家計最終消費支出は4.1%増の5万6,790ペソであった。年間平均の算出人口数は同1.6%増の1億0,490万人(18年1月23日のフィリピン統計庁より)。

 
なお、一人当たり名目GDP15万0,565ペソを、2017年末のペソ対米ドルレートの1米ドル=49.930ペソで換算すると約3,016米ドルとなり、家電類が急ピッチで普及しモータリゼーション(自動車社会)が到来すると言われている3,000米ドルを突破した。ちなみに、2016年は2.815米ドル(年末レート換算額)であった(18年1月23日のフィリピン統計庁より)。