比の中堅企業経営者景況感、DI 86で世界4位に

1位は100のインドネシア、日本3で31位(35カ国中)

2018/01/30

    太陽グラントソントンは、1月29日、2017年11月に実施した非上場企業を中心とする中堅企業(従業員数100人~750人)経営者の意識調査の結果を公表した。この調査は、グラントソントン加盟主要35カ国が実施する世界同時調査の一環である。なお、従来は四半期毎の調査結果の発表としていたが、2016年第2四半期より年2回の発表に変更された。

 今回((2017年第4四半期)の調査において、世界35カ国の平均の景況感DI(Diffusion Index の略。「良い」との回答比率から「悪い」との回答比率を引いた景況感を示す指数)は、前回(2017年第2四半期)比7ポイント増のDI 58となった。今回の調査で、調査対象国35カ国のうち景況感DIが高かったのは、インドネシア 100、フィンランド 96、オランダ 92、フィリピン 86、インド 83などであった。一方、景況感DIがマイナスを示した国はギリシャ -10、トルコ -10、南アフリカ -18の3カ国であった。

 主要国の景況感を見ると、中国は2015年第3四半期から上昇傾向が続いているが、今回は前回比30増のDI 78と大幅に上昇した。米国は調査開始以来最高DIを記録した前回から2ポイント減のDI 79となったものの、引き続き高い水準を維持した。その一方で、英国は2015年第4四半期からの低下傾向が止まらず、今回も前回比10ポイント減のDI 12となった。
 日本の景況感は、DI 3で対象35ヶ国中では31位と引き続き低い水準にとどまっている。しかし、前回比26ポイント増と大きく改善、2015年第2四半期以来のDIのプラス転換となり、2016年第2四半期のDI -51を底に回復傾向にある。

 上記の様に、フィリピンの景況感DIは86で世界4位であった。前回の82からは4ポイン上昇、前年同期の80から6ポイント上昇した。順位は前回と同じであったが、前年同期の3位からは1ランク後退した。なお、フィリピンは2016年までの数年間、1位、2位、もしくは3位という動きとなってきたが、2017年は2回とも4位という結果となった.

 なお、太陽グラントソントンは、 Grant Thorntonnの加盟事務所として世界水準の会計コンサルティグ業を提供している。 提供する事業領域は、監査・保証業務、 監査・保証業務、 IPO サービス、 内部統制、M&Aトランザクショサービス、 IFRSアドバイザリーサービス、国際 アドバイザリーサービス、国際 /国内税務、移転価格制コンサルティグ 事業承継、財団法人支援、外資系企業に対するコーポレートサービス、 労働法務コンサルティグ、海外進出支援、財務・業務管理システム導入・運用コンサルティグなどである(18年1月29日の太陽グラントソントンプレスリリースなどより)。