航空電子、比のコネクタ生産能力更に増強

JAEフィリピン第二工場 新棟建設に着工

2018/02/07

   日本航空電子工業(本社:東京都渋谷区)は、コネクタ事業の生産拠点であるJAE Philippines(カビテ州ジェネラル・トリアス・ゲートウェイ・ビジネスパーク、社長:渡辺 悟氏)の第二工場に新棟(B棟)を建設する。自動車用コネクタ等の需要増加に対応するとともに、今後の一層の事業拡大に向けた生産体制の強化を進める。

 JAE Philippinesは、1997年の操業開始から自動車向けを中心としたコネクタ及びハーネス生産拠点として順調に事業を拡大し、昨年20周年を迎えた。この間、2000年には建物を約2倍に増強、2013年には第二工場を建設し、コネクタ関連部品及びハーネスの生産能力を増強してきた。さらに近年、自動車向けコネクタ、ハーネスの需要拡大に加え、Type-CコネクタDX07シリーズなどのICTハーネスの生産も拡大し、生産スペースが狭隘化したことから、新棟建設を決定したものである。

 今回着工する第二工場B棟(鉄骨造平屋建)は延床面積約1万8千㎡であり、第一工場を含めたJAE Philippines全体の総床面積は、現状の3万1千平米から1.5倍以上の4万9千平米に拡張される。今後もコネクタ及びハーネス等の主力生産拠点の一つとして生産体制の強化を進めていく計画である。なお、第二工場B棟は2018年11月の竣工を予定している(18年2月6日の日本航空電子工業株式会社ニュースリリースなどより)。