電算システム、比ミニストップで収納窓口システム開始

マニラ電力系収納代行窓口企業バヤドセンターと協働

2018/02/08

    電算システム(東京証券取引所市場第一部上場、本社:岐阜県岐阜市)は、電算システムの資本業務提携先であり、フィリピン最大の電力会社マニラ電力(メラルコ)グループであり、フィリピン最大手の収納代行窓口企業であるシーアイエス・バヤドセンター社(CIS Bayad Center, Inc.、本社:マニラ首都圏パシグ市、以下「バヤドセンター」)と、フィリピンの収納窓口システムを稼動し、現地ミニストップの一部店舗において今月から料金支払い受付サービスを開始する。

 収納窓口システム(フィリピン版Biz@gent{ビズエージェント})は、電算システムが日本国内で提供している「収納窓口サービスBiz@gent」や「収納代行サービス」のノウハウを活かして、フィリピンのコンビニエンスストア等の小売店チェーン向けに新たに開発したもので、東濃IDCの仮想基盤の上でそのサーバサービスを運営している。

 バヤドセンターは、電算システムのフィリピン版ビズエージェントを利用して、同社が提携をしているロビンソンズ・リテール・ホールディングス RRHI)傘下で、フィリピンでミニストップを展開するロビンソンズ・コンビニエンスストアの店頭において2月中に電気、水道、電話等の料金支払い受付を開始する。バヤドセンターの既存窓口ではそれぞれ営業時間が設定されているが、ミニストップでは、24時間365日取扱いが可能となる。まずは、パイロット店舗として数店舗での開始をしたのち、順次、フィリピン版Biz@gentの導入店舗を増やし、取扱い窓口を拡大していく予定である。そして、電算システムとバヤドセンターは、今後も小売店チェーンにフィリピン版Biz@gent導入を進めていく方針である。

 なお、電算システムは、2016年3月、バヤドセンターと収納代行サービス事業に関する合意覚書(MOA )を締結、電算システムがビズエージェントをフィリピン国内の小売業店舗で収納代行が取扱いできるソフトウェアサービスとして開発した。同年7月から、電算システム社員をバヤドセンターに派遣した上、両社共同で同国内の小売業店舗との商談を推進、2017年3月には、電算システムによるバヤドセンター株式5%取得合意がなされた。
 
 フィリピンにおける収納代行サービスでは、日本で行われているようなバーコード等で統一した収納方式がないことから、企業、政府機関が発行する請求書を消費者がバヤドセンターの窓口に差し出し支払い受付する際の取扱業務は、請求書を発行する企業、政府機関ごとで、それぞれ異なっており、煩雑な処理が必要となり受付に時間がかかっている。また、窓口を利用する消費者にとっても、料金支払いのために長い列に並ぶ必要があり、多くの時間を費やしている。両社はフィリピンにおける取扱業務の簡素化を目指すとともに、バヤドセンター向けにパッケージ化された高品質なビズエージェントのサービス提供を行うことで、バヤドセンター窓口を急速に拡大させ、取扱件数の更に増加させつつある。

<シーアイエス・バヤドセンター社の概要>
 1. 英文名称: CIS Bayad Center, Inc.
 2. 所在地:パシグ市オルティガス・アベニュー メラルコ・コンプレックス ビジネスソリューションセンター
 3. 事業内容 収納代行サービス
 4. 資本金:5,330万ペソ
 5. 設立年月日:2006年5月1日
 6. 主要株主及び持株比率:メラルコ系Corporate Information Solutions, INC. (99.9%)
 6. 総資産: 13億6,400万ペソ(2016年末)
 7. 売上高: 8億2,000万ペソ  経常利益: 3億0,900万ペソ(2016年12月期)。 
18年2月7日の株式会社電算システムのニュースリリースより)