比イオンファンタジー、9カ月間で56%増収
売上7億5千万円に、営業損益も黒字転換
2018/02/12
株式会社イオンファンタジーは、中国およびアセアン諸国における子会社「イオンファンタジーフィリピン」、「イオンファンタジー中国」、「イオンファンタジーマレーシア」、「イオンファンタジータイランド」、「イオンファンタジーインドネシア」、「イオンファンタジーベトナム」を通じて、ファミリー向けアミューズメント施設およびインドアプレイグラウンドの直営展開を進めるとともに、香港、カンボジアにおいて、ライセンス契約およびフランチャイズの店舗を展開している。
イオンファンタジーはフィリピンで、2014年5月に子会社「イオンファンタジー・フィリピン」を設立した。そして、同年11月に、イオンファンタ ジーキッズーナ フィリピン1号店がマニラ首都圏ケソン市のショッピングモール「ロビンソンズ・ガレリア」内にグランドオープンした。 この出店によりイオンファンタジーのアセアン地域での店舗展開は、マレーシア、タイ、ベトナム、カンボジアに次いで5カ国目となった。
その後、フィリピンにおけるイオンファンタジーキッズーナは着実に増加している。初出店から約1年後の2015年12月には、セブ初となる13号店をオープンした。そして2016年4月には、北ダバオ州タグム市のロビンソンズプレイス・タグム店に18号店をオープンした。これはミンダナオ島第1号店でもあり、ドゥテルテ現大統領の地盤への出店となった。
すなわち、マニラ首都圏を中心としたドミナント化を推進するとともに、セブ、ダバオなど首都圏以外での出店も積極化させつつある。その結果、2018年1月末の店舗数は39店に達し、前年同月末の26店から13店、率にして50%の増加となっている。。すなわち、初出店後約3年で40店体制を視野に入れるという順調な増加ペースで推移している。
2018年1月末のイオンファンタジー海外店舗数{( )内の数値は内数で、FC等(業務提携、業務委託等の店舗数)}
(出所::株式会社イオンファンタジー資料より作成)
このほどイオンファンタジー本社は、2018年2月期9カ月間(2017年3月~2017年11月)連結決算を発表した。それによると、今9カ月間の売上高は前年同期比11.4%増の527億円と二桁増収となった。営業利益は同83.4%増の35億4,400万円、経常利益は同83.7%増の32億1,800万円に達し、各々11年ぶりに過去最高を更新した。帰属純利益も同106%増の13億6,500万円へと急増した。
そのなかで、フィリピンでの9カ月間の売上高は前年同期比55.7%増の7億4,900万円と大幅増加した。大幅増収は主に新店効果によるものであるが、既存店売上高も同4.1%増と堅調に推移した。損益面では、店舗利益が同67.8%増の1億0,900万円へと大幅増加した。そして、営業損益が3,100万円の黒字となり、前年同期の1,500万円の赤字から急改善した。そして、9カ月間累計で、初めて営業利益の黒字化を達成した。
フィリピンでは今後も更に店舗網を拡充し、年間人口増加率が約2%と高く9歳以下の人口が2割(2千万人)以上というフィリピンでの子供向けアミューズメント施設需要拡大に対応していく方針である(株式会社イオンファンタジー決算発表補足資料などより)。
イオンファンタジーはフィリピンで、2014年5月に子会社「イオンファンタジー・フィリピン」を設立した。そして、同年11月に、イオンファンタ ジーキッズーナ フィリピン1号店がマニラ首都圏ケソン市のショッピングモール「ロビンソンズ・ガレリア」内にグランドオープンした。 この出店によりイオンファンタジーのアセアン地域での店舗展開は、マレーシア、タイ、ベトナム、カンボジアに次いで5カ国目となった。
その後、フィリピンにおけるイオンファンタジーキッズーナは着実に増加している。初出店から約1年後の2015年12月には、セブ初となる13号店をオープンした。そして2016年4月には、北ダバオ州タグム市のロビンソンズプレイス・タグム店に18号店をオープンした。これはミンダナオ島第1号店でもあり、ドゥテルテ現大統領の地盤への出店となった。
すなわち、マニラ首都圏を中心としたドミナント化を推進するとともに、セブ、ダバオなど首都圏以外での出店も積極化させつつある。その結果、2018年1月末の店舗数は39店に達し、前年同月末の26店から13店、率にして50%の増加となっている。。すなわち、初出店後約3年で40店体制を視野に入れるという順調な増加ペースで推移している。
2018年1月末のイオンファンタジー海外店舗数{( )内の数値は内数で、FC等(業務提携、業務委託等の店舗数)}
国 | モーリーファンタジー | キッズーナ | その他 | 計 |
海外計 | 219(5) | 145(1) | 20 | 384(6) |
中国 | 143(4) | 45 | 9 | 197(4) |
マレーシア | 49 | 26 | 8 | 83 |
タイ | 21 | 17 | 1 | 39 |
フィリピン | - | 39 | - | 39 |
インドネシア | 1 | 13 | 1 | 15 |
ベトナム | 4 | 4 | 1 | 9 |
カンボジア | 1(1) | 1(1) | - | 2(2) |
このほどイオンファンタジー本社は、2018年2月期9カ月間(2017年3月~2017年11月)連結決算を発表した。それによると、今9カ月間の売上高は前年同期比11.4%増の527億円と二桁増収となった。営業利益は同83.4%増の35億4,400万円、経常利益は同83.7%増の32億1,800万円に達し、各々11年ぶりに過去最高を更新した。帰属純利益も同106%増の13億6,500万円へと急増した。
そのなかで、フィリピンでの9カ月間の売上高は前年同期比55.7%増の7億4,900万円と大幅増加した。大幅増収は主に新店効果によるものであるが、既存店売上高も同4.1%増と堅調に推移した。損益面では、店舗利益が同67.8%増の1億0,900万円へと大幅増加した。そして、営業損益が3,100万円の黒字となり、前年同期の1,500万円の赤字から急改善した。そして、9カ月間累計で、初めて営業利益の黒字化を達成した。
フィリピンでは今後も更に店舗網を拡充し、年間人口増加率が約2%と高く9歳以下の人口が2割(2千万人)以上というフィリピンでの子供向けアミューズメント施設需要拡大に対応していく方針である(株式会社イオンファンタジー決算発表補足資料などより)。