比イオンファンタジー、17年度は58%増収に

売上10.8億円、営業利益11倍の2千2百万円

2018/04/19

 株式会社イオンファンタジーは、中国およびアセアン諸国における子会社「イオンファンタジーフィリピン」、「イオンファンタジー中国」、「イオンファンタジーマレーシア」、「イオンファンタジータイランド」、「イオンファンタジーインドネシア」、「イオンファンタジーベトナム」を通じて、ファミリー向けアミューズメント施設およびインドアプレイグラウンドの直営展開を進めるとともに、香港、カンボジアにおいて、ライセンス契約およびフランチャイズの店舗を展開している。

 イオンファンタジーはフィリピンで、2014年5月に子会社「イオンファンタジー・フィリピン」を設立した。そして、同年11月に、イオンファンタ ジーキッズーナ フィリピン1号店がマニラ首都圏ケソン市のショッピングモール「ロビンソンズ・ガレリア」内にグランドオープンした。 この出店によりイオンファンタジーのアセアン地域での店舗展開は、マレーシア、タイ、ベトナム、カンボジアに次いで5カ国目となった。

 その後、フィリピンにおけるイオンファンタジーキッズーナは着実に増加している。初出店から約1年後の2015年12月には、セブ初となる13号店をオープンした。そして2016年4月には、北ダバオ州タグム市のロビンソンズプレイス・タグム店に18号店をオープンした。これはミンダナオ島第1号店でもあり、ドゥテルテ現大統領の地盤への出店となった。

 すなわち、マニラ首都圏を中心としたドミナント化を推進するとともに、セブ、ダバオなど首都圏以外での出店も積極化させつつある。その結果、2017年度末(2018年2月末)の店舗数は39店に達し、前年度末の26店から13店、率にして50%の増加となっている。すなわち、初出店後約3年で40店体制を視野に入れるという順調な増加ペースで推移している。


 2018年2月末のイオンファンタジー海外店舗数{( )内の数値は内数でFC等(業務提携、業務委託等の店舗数)}
モーリーファンタジー キッズーナ その他
 海外計 223(5) 146(1) 20 389(6)
   中国 145(4) 46 9 200(4)
   マレーシア 51 26 8 85
   タイ 21 17 1 39
   フィリピン - 39 - 39
   インドネシア 1 13 1 15
   ベトナム 4 4 1 9
   カンボジア 1(1) 1(1) - 2(2)
 (出所::株式会社イオンファンタジー資料より作成)

 このほどイオンファンタジー本社は、2017年度(2017年3月~2018年2月)連結決算を発表した。それによると、2017年度の売上高は前年度比10.9%増の722億円となり、7年連続増収で過去最高となった。営業利益は同58.4%増の60億円、経常利益は同60%増の56億円、帰属純利益は同75.9%増の30億円でいずれも11年ぶりに過去最高を更新した。

 アセアン事業における売上高は同41%増の46億8,700万円、営業損益は4,200万円の利益となり、前年度の1億1,500万円の損失から黒字化へと向上した。

 そのなかで、フィリピン事業の売上高は同57.5%増の10億7,900万円へと大幅増加した。大幅増収は主に新店効果によるものであるが、既存店売上高も同5.1%増と堅調に推移した。損益面では、店舗利益が同70.5%増の1億6,200万円、営業利益が同11倍の2,200万円へと急増した。

 なお、イオンファンタジーは、2018年度から2020年度までの中期3カ年計画において、アジアシフトの加速を掲げており、アジア店舗数を2017年度の389店の1.9倍の730店とする方針である。特にフィリピンにおいては2017年度比2.1倍の81店と高い伸びを目指している。フィリピンは、年間人口増加率が約2%、9歳以下の人口が2割(2千万人)以上と高く、子供向けアミューズメント施設需要の急拡大が期待できる(株式会社イオンファンタジー2017年度決算発表補足資料などより)。